久しぶり更新です。花見も終わり、次は「飛び出せ!野に山に」新緑シーズンですね。
ところで、woさんの“愛国心”の問いかけに直ぐに書き込みしたかったのですが、難しくて失礼しました。このテーマはご存知T先生が一貫しておられ、私も何度かお話を聞きながら、私なりに考えてみますが、国が国民のためにあるのなら国=国民、つまり愛国心=愛国民心ということになるのかというと、そうではないのですね。
もっと歴史を学ばないといけませんが、最近の映画でも“愛国心”とは何かの一端を伺うことが出来ます。「母べえ」は、平穏な一家の主人が“国賊”として留置され獄死、残された母子が我慢に我慢で寄り添って生きる。やがて“一億総玉砕”へと高(こう)じた時代です。
アメリカ映画「大いなる野望」は、ダウンタウンの黒人とメキシコ系の学生が、米国が戦争に勝てば差別社会をなくせると信じて、イラク戦争に志願し、悲しい結末を迎える現代のストーリー。
いずれも同じ国民庶民が、結局は自分たちの意志と違う現実の下で悲劇を迎えるのです。
で、“愛国心”とはいったい何か、私はまだ説明できません。
「国を愛することがイコール国民を愛することにならない」というところまでが私の理解です。