水曜日, 2月 20, 2008

如果有了一对翅膀···

             (这张照片,拍照在九寨·黄龙机场上空)
 『翼(つばさ)があれば…』
島根県にはチベット探検の先駆者がいた。東洋哲学者で登山家でもある能海寛(のうみ・ゆたか)。明治元年(1868)那賀郡金城に生まれ、「没年不詳」である。
 島根県歴史人物事典(新報社刊)によれば、19歳で「チベット語大蔵経」を英訳し、チベット探検することを公表。明治31年(1898)神戸港を出港した。探検は大きく3回に分けられる。
 1回目は、四川省からの「川藏公路」コースで、現在の康定市で旅行許可証を取得し、西藏へ向かうがチベット領内の巴塘の金沙江の辺りで足止めに遭い、引き返した。
 2回目は、西安・蘭州経由で青海省からの「青藏公路」コースで、再びチベット領内に入るが、盗賊に遭い、重慶まで引き返す。
 3回目は、雲南省からの「雲藏公路」コースで、明治34年(1901)、大理からの手紙を最後に音信を絶った。33歳の時だった。
 最後の手紙には「今や極めて僅少(きんしょう)なる金力を以て、深く内地(西藏)に入らんとす」とあったという。また残されていたという次の一句に、私は痛く胸を打たれた。
 「のぞめども 遥(はる)か深山(みやま)の金沙江、翼(つばさ)なくては 渡りえもせず」。
 彼はこの間、民俗、風俗、習俗など61項目にわたる報告書、行程記録、旅行日記など多数を残していた。
 あぁ!百年後の今、こうも簡単に飛んで、写真を撮って帰ることができる自分は、なんと幸せな、平和なことか、有難いことだ。 

1 件のコメント:

H.B さんのコメント...

天路、一条通往童话世界的神奇之路。
曾经有过很多感人的故事、至今让人们无法忘记。