火曜日, 2月 22, 2011

あれから十日が過ぎて、二人が初めて墓参に帰った日、白梅が咲いていることに気が付きました。
悲しみと喜びを一度に慌ただしく過ごすうちに、二人の幸せを見守る周囲の温かさとともに、季節の春もそこまで来ていました。

木曜日, 2月 17, 2011

婚礼

前日までの雪の心配をよそに素晴らしい天気になり、二人の門出を皆さんに祝福された日だった。
この2日前、故郷では花嫁の祖母が天に召され、花嫁は「おばあちゃんに会いに帰りたい」と絶句したが、もう移動にかける余裕はない。「今はあなたがしっかり挙式することを、おばあちゃんも望んでいるはずよ」という母の声に帰省を思いとどまり、新郎や親族の善意と、友人たちの励ましに包まれて晴れ姿を迎えた。
その翌日、おばあちゃんを送ることになった。俗に「冠婚葬祭」」と言うが、いざ「婚」と「葬」を同時に行うことになって、一層その重さを感じるとともに、同時であったが故に、家族にとっては決して忘れることのできない日となった。
祖母は新しい世代に「自分のことも忘れないでね」とバトンタッチしたかったのかも知れない。
長寿だったおばあちゃんにあやかって、二人が長く幸せに歩んで欲しいと願う。

水曜日, 2月 09, 2011

春天,希望的季节/希望の春

故郷にはまだ残雪は多い。週末にはまた雪の予報。
しかし春は確実に見えている。
門出の春を迎えた二人に、幸多かれと心から祈る。

水曜日, 2月 02, 2011

春节好!恭贺新禧!

旧暦は中国語で农历(農歴)、 阴历(陰暦)と言い、今夜は除夕(大晦日の夜)、3日が旧正月の元旦。
つまり中国では最も賑わう春节(春節)です。
「春節」として知っている(というか聞いている)ことは、
北方では饺子(餃子)、南方では年糕(もち)を食べるとか、
家の入口に貼る赤い春联(日本の門松、しめ縄のような風習)、
「福」の字を逆さに張る倒福(到福)、爆竹を鳴らすなどの習慣。
春节前後は長期休暇に入り、
都市部から地方へ帰省する春运(春運)は、日本でいう帰省ラッシュですが、その規模と大混雑ぶりは日本のニュースでもおなじみですね。
中国中央电视台(CCTV)春节联欢晚会といって、
NHKの紅白歌合戦のような年越し番組も人気があるそうです。
またパソコンを見て、日本各地でも春節の賑わいが多いことを知りました。
中国人客向けに「春節商戦」、テレビ塔を「赤い色」にライトアップ、
母国に帰省できない留学生たちの為に「春節パーティー」とか、
特に今年25年目という神戸の「春節祭」は、無形民俗文化財に指定されているということで、以前正月に訪れた中華街を思い出しました(写真)。
农历ですから日本のカレンダー上では、今年は2月3日、来年は1月23日というふうに毎年変わりますが、今年は日本の節分から立春につながるので、これを機にホントに春になって欲しいと願っています。
日本で過ごす中国人の皆さんに改めて「春节好!恭贺新禧!」