月曜日, 5月 28, 2012

小庭の薔薇

また随分間が空きました。庭先を見ると小さな挿し木から真紅と淡いピンクが一輪ずつ、可愛く気品を覗かせていました。
何という品種なのか分かる方は教えてください。
取り急ぎアーチを一つ増やしました。ミニでも薔薇園としゃれてみたいです!

木曜日, 5月 10, 2012

モッコウバラ/木香薔薇

今年もアーチをかけました。
また一回り大きくなったので、手作り支柱が不細工ですが、優しく輝いてます。

火曜日, 5月 08, 2012

古里の炭焼き小屋


かつて鉄山をなりわいとし、今も旧宅跡の裏山に残る大杉の根元に榊としめ縄を祀って金屋子神の名残りを留める。その森には澄みきったせせらぎが響きわたり、小川の小魚もすっきり見える。

今は姿を消した村跡の古里の山を守り、野良仕事と炭焼きを続けるのが私の従弟である。
冬は雪に埋もれるこの地も爽やかな新緑の候を迎え、彼は炭焼きに勤しんでいた。

今の窯は築10年。小屋の柱にかかる「棟札」には、鉄にゆかりのある「たたら」(鈩)の名を屋号として彼は8代目であることを記す。しかし、もっと古く元々の先祖は「田村」を名乗っていたという。

「さては田村麻呂の子孫か」と聞けば、まんざらでもなさそう。彼は当地の神楽の一員でもあり、
坂上田村麻呂(征夷大将軍)を題材にした演目「田村」で、彼は村人の役を演じているのだが、

「実はワシは田村麻呂の子孫だ」と言って周りから笑われているという。しかし、そう語る彼の屈託のない顔、古里を愛するこだわりに、本当に彼は田村麻呂の子孫かも知れないと私には思える。

炭焼きは火のかげんが大事。燃えすぎないよう窯の焚口を閉じたり、煙突を絞って行く作業をする彼の姿は森に溶け込んで、まぶしく見えた。

GW最後の青空に誘われるように彼の山を訪れた私達の気分も、実に爽やかだった。

火曜日, 5月 01, 2012

京の旅



                               
                    
4月末、友人達の集いで京都に旅しました。ご存知の方は多いでしょうが、私としては初めて堂内にお参りして特に印象に残った6ヵ所の堂宇をご紹介します。その多くは世界遺産です。
<上から>
高台寺霊屋(おたまや)=ご存知太閤秀吉と北の政所の木像と霊を祀る。
比叡山延暦寺の横川(よかわ)中堂=鎌倉新仏教の名僧たちが修行に入った地で、舞台造りと鮮やかな朱塗りが印象的。
常行堂=親鸞が修行した旧蹟地で、堂内に籠って厳しい念仏修行を続けた姿を想像して強く心打たれた。
竜安寺石庭=しばし縁に腰を下ろして無我の心境に浸った。
宇治の平等院=平安貴族の壮大な贅沢の遺物だが、その歴史的価値はまた大である。
宇治上(うじかみ)神社=平安後期に建てられた現存する我が国最古の神社建築で、その建築年代の古さが古都の存在を証明するものとして、京都の世界遺産の一つに加えられている。