火曜日, 11月 17, 2009

⑱ 宝宝 bao bao

                          ▲宿舎の門前
                 ▲国慶節の公園(10月1日)
宿舎には大学の先生たちの家族も住んでいて、よく歓声がして心を和ませた。
子供の可愛さに国の違いはあるまいが、この国では赤ちゃんや“いい子”“かわいい子”のことを「小宝宝」「宝宝」「宝贝」などと書く。なるほど、この上ない表現だ。
ところで㊦は近くの公園で遊んでいた子。よく見るとお尻の割れたズボンをはいている。「开裆裤kai dang ku」という、小さい時から排せつ行為を早く実感させるなど幼児の生長を促すために考案された伝統ある裤子ku zi(ズボン)らしい。
ともかく子供は可愛い!

月曜日, 11月 16, 2009

北京の52日 ⑰ 交流 jiao liu

           ▲登山道で出会った人々(9月27日)
司馬台長城へ登る途中。下りて来た一人に「你好ni hao!」と声をかけたら「哪国人na guo ren?」と聞き返された。これ幸いと会話?を試みるうちに、連れの全員が下りて来て、日本から来た私を歓迎しながら、陽気に写真に応じた。北京の企業のグループで、「再見!」「再见!」と言いつつ別れた後の気分は良かった。

           ▲農業大学の学生たち(9月23日)
語言留学中の日本の大学生2人と私の3人は、中国の友人が先生をしているこの大学を訪ね、日本の学生生活の様子、人気アニメなどの話題や、私は「この年でなぜ留学か」というテーマでお話しをした。
友人である先生の通訳のお陰で実現したのだが、日本語を勉強中の学生たちは興味深そうに聴いてくれた。学生たちの印象は素朴で明るい。この後、質問や記念写真など和気あいあい交流できた。
大変貴重な機会をいただいた友人に感謝し、また是非訪問したいと思っている。

日曜日, 11月 15, 2009

北京の52日 ⑯ 动物园 dong wu yuan

  ▲川金丝猴chuan jin si hou (きんしこう)…孫悟空のモデルとされるお猿さん。余裕のポーズを見せてくれたが、実は絶滅の危機にある。

  ▲大熊猫da xiong mao (ジャイアント・パンダ)…親子連れの入館者も多いから、パンダの習性を説明する文章も分かりやすい。中国語が分からなくても、なんとなく読めそうだね。

  ▲表示板の向こうで、悠々と竹を食べるパンダ。その動作は見ていて飽きることがない。
北京動物園は、民族大学東正門に近い地铁四号线「国家图书馆站(駅)」から一つ目の「动物园站」で下車。やはり有名なのは「大熊猫館」で、入園料とは別に入館料が要る。

木曜日, 11月 12, 2009

⑮ 南锣鼓巷 nan luo gu xiang

▲名前の由来……锣(ドラ)と鼓(太鼓)。時を知らせたのだろうか。

   ▲首都治安自愿者……治安ボランティア。
南锣鼓巷(横丁)は、元の大都(1267年)と同期に出来たという歴史ある胡同。
ドラと太鼓の脇には以下のように書いてあった。
“爬长城,逛故宫,生活在胡同/意犹未尽锣鼓巷/悠然自在胡同人”(長城に登り、故宮を歩き、胡同に暮らす/未だ思い尽きない锣鼓巷/ゆったり気楽な胡同人)。
その胡同の一角で、こんな袖标(腕章)を着けた婦人たちが居た。
特に何をしているふうでもないが、街頭のあちこちで見る腕章姿だった。

月曜日, 11月 09, 2009

北京の52日 ⑭ 胡同 hu tong

             ▲三輪自転車で巡る胡同ツアーが人気。

             ▲ノスタルジックなポスターに思わずシャッター!
鐘楼・鼓楼から銀錠橋、恭王府を経て、后海・前海に臨む胡同の名所を歩いた。
灰色の壁に紅い国旗が映える狭い路地には、小回りの利く観光の三輪自転車がひっきりなしに通る。
前海に沿った繁華街の店頭で、こんなポスターが目に飛び込んだ。
毛さんの肖像版画を使ったトランプのカードやポスターなどレトロなグッズが売り物になっていた。

日曜日, 11月 08, 2009

北京の52日 ⑬ 老北京 / 昔からの北京

 ▲地酒……“红星二锅头酒”㊨と18年ものの佳品㊧ともに56度。

          ▲故居……観光マップには「毛主席故居」とある。

北京で体験したい三つの楽しみは、万里の長城に登る、北京ダックを食べる、「紅星二鍋頭酒」を飲むこと……という記述を読んだことがある。
コーリャンが原料の北京の地酒で度数がかなり強い。北京人に愛される大衆の酒で上品な宴席には向かないそうだが、通の知人へ土産にしたら「うまい!」と言ってもらった。
昔からの風情と言えば“胡同fu tong”と呼ぶ街並み。
地铁·鼓楼大街站(駅)から歩く途中、“豆腐池胡同”という表示に引かれて路地に入ると、“杨昌济故居”があった。門の説明板に「楊は毛主席の老師、毛もかつて楊の家中に住んでいた」と書かれていた。

金曜日, 11月 06, 2009

北京の52日 ⑫ 秋游 / 遠足

                          ▲長城の花嫁
                      ▲司马台长城(9月27日)
秋游(秋の遠足)で、北京から北東へ120km離れた司馬台(si ma tai)の万里の長城に登った。
急峻と城壁風化のため、ここから先は立ち入り禁止。遥か都を望んだという望京楼(前方峰の向こう)には到達できなかったが、城壁の恐怖感と迫力は満点だった。
その絶壁に、新娘(花嫁)らしい美女の姿。結婚のアルバムに念を入れるのが流行で、それの撮影らしいと聞き、足の震えを我慢して一枚覗かせてもらった。まさに長城の“平和利用”。この国の変化を象徴しているように思えた。

水曜日, 11月 04, 2009

休息一会儿吧 / ちょっと休憩

                  ▲初冠雪の大山(11月3日)
北京同学们好吗!
我家东边有座山,叫“大山”,海拔1,709米。
离我家也不太远,坐汽车大概一个小时就到了。
11月2号,在这里下初雪,白雪覆盖了山顶。
3号,天气晴朗,以蓝天作为背景展露很美丽的雄姿。
北京也越来越冷吧。别感冒了。
祝你们健康,学习进步。
再见!

《後記》
日后的上课时,听老师说,
“11月1号,在北京下雪了,比往年提前了近一个月,是1987年以来首次”。
还有上星期,据北京同学的联系,
“在北京去年11,12月没有下雪了,但是,今年已经有两次也积雪达20厘米的日子”

後日、先生に聞いたところ「北京は11月1日に今季はじめての雪が降り、例年より一ヶ月近く早く、1987年以来22年ぶり」と。
また北京の級友は「去年の11、12月には雪は降らなかったのに、今年はもう2度も20cmの積雪があって驚いた」と知らせて来た。

火曜日, 11月 03, 2009

⑪ 标语 / 文明乗車,文明一歩,

▲中国語で自動車は「汽车」で、バスは「公共汽车」あるいは「巴士ba shi」と言う。市民の大変重要な足で、いつも満員だ。
去年の奥运会(オリンピック)に向けての話題になったマナーが順番待ち。どのバス停にも、「文明乗車 排隊礼譲」(順に並んで譲り合い、礼儀正しい乗車を)の看板があった。
▲これは男性用トイレでの表示。「前に小さな一歩が、文明の大きな一歩に」とでも読むのか、思わず感心してしまった。

月曜日, 11月 02, 2009

⑩ 标语 / スローガン

▲ 入学合格者にとって最高に嬉しい言葉。
  (望眼欲穿は熟語で「切実に待ち望む」)
   
▲写真では末尾が写ってないが、わが国の漢字で表記すると全文は
「刻苦訓練 頑強奮闘 為祖国六十華誕 献青春和力量」とある
(華誕は「誕生日」)

▲「参与国慶 団結奮進 奉献国慶 愛我中華」 
 (国慶は「建国記念日」)

▲祖国の栄誉の高さと、人民の願いの重さをうたっているようです。

▲留学生宿舎と隣接する付属高校の門に建つ碑文 
 「祝各族青年団結進歩、健康生長。 温家寶」
             (祝は「祈る」、寶は「宝」)
中国に行くと標語や歓迎の掲示が目立つ。
漢字を知る日本人には、これを読み取るのも楽しい勉強になる。
何と書いてあるか、あなたも“頭の体操”をしてみてください!

日曜日, 11月 01, 2009

北京の52日 ⑨ 紫竹院公园Ⅱ

       ▲早朝の代表的な光景といえば、やはり太極拳。
       ▲広い園内に“祝福祖国”の大合唱が轟いた。
“紫曦太极拳辅导站”という太極拳教室の皆さんが、主宰の陈老师(72岁)夫妻の指導の下で粛々と繰り広げ、私と同屋(ルームメート)の米国青年も常連参加していた。
更に大音響に誘われるまま場所を移動すると、吹奏楽隊を囲んで大勢の人垣が。手には「祝福祖国」の楽譜。それは建国60年の歩みを誇らしげに歌い上げる市民の大きな輪であった。