水曜日, 4月 23, 2008

門戸開放

▲自家の枝垂桜見物に来る人に、自宅の門を開放した加茂町のお宅。庭から門越しに見る樹形は、また見事だった(4月6日)

久しぶり更新です。花見も終わり、次は「飛び出せ!野に山に」新緑シーズンですね。
ところで、woさんの“愛国心”の問いかけに直ぐに書き込みしたかったのですが、難しくて失礼しました。このテーマはご存知T先生が一貫しておられ、私も何度かお話を聞きながら、私なりに考えてみますが、国が国民のためにあるのなら国=国民、つまり愛国心=愛国民心ということになるのかというと、そうではないのですね。
もっと歴史を学ばないといけませんが、最近の映画でも“愛国心”とは何かの一端を伺うことが出来ます。「母べえ」は、平穏な一家の主人が“国賊”として留置され獄死、残された母子が我慢に我慢で寄り添って生きる。やがて“一億総玉砕”へと高(こう)じた時代です。
アメリカ映画「大いなる野望」は、ダウンタウンの黒人とメキシコ系の学生が、米国が戦争に勝てば差別社会をなくせると信じて、イラク戦争に志願し、悲しい結末を迎える現代のストーリー。
いずれも同じ国民庶民が、結局は自分たちの意志と違う現実の下で悲劇を迎えるのです。
で、“愛国心”とはいったい何か、私はまだ説明できません。
「国を愛することがイコール国民を愛することにならない」というところまでが私の理解です。

火曜日, 4月 15, 2008

山里の春

4月13日。 この春は2週続けて島根の雲南へ行楽する機会に恵まれました。その行程の一番最後に、初めて見る風景でした。これぞ「山里の春~」…しばし見とれました。

木曜日, 4月 10, 2008

花街道

花見どきが一カ月もあったら感動しないだろう。短い命だからこそボンボリや花見の宴で思いっきり賑やかに見るのが良い。また、この土手のように何の飾りもないのが良い。どちらの花も一所懸命きれいに咲いてみせるのに、人間はどうして争いごとばかりするのだろうか…。

火曜日, 4月 08, 2008

松江の武者行列

4月5日。城山の桜まつりもたけなわ、開府四百年祭の一つ武者行列が法螺貝隊を先頭に殿町を行く。じっくり見たのは今年が初めて。そこで気が付いたのは皆、極めて真剣な表情であること。草鞋(わらじ)の足並みも粛々と揃っていた。 ちなみに、その昔の堀尾公の入城の再現です。皆さんお疲れさま。

日曜日, 4月 06, 2008

お花見サンデー!島根の雲南

▲加茂町の「段部のしだれ桜」。樹齢340年。同町の天然記念物。屋号「段部」さんが大切に保存されている。 ▲木次の桜トンネル。
▲“花より団子”の席もいっぱいでした。
暑いほどの上天気となった6日、講座仲間の5人で雲南市に桜見物しました。ここに来るのは3人が初めて。加茂、木次の桜から三刀屋の永井隆記念館を見学、全員が「平和を」の願いを墨書したあと、博士の生い立ちの家から斐伊川へ回り、土手の桜を見ながら上流部に向かい、尾原ダムの工事現場を見学、帰りに斐伊川和紙へ立ち寄りました。我が故郷への関心を持っていただいた仲間に感謝!


木曜日, 4月 03, 2008

春天的和歌

▲斐伊川土手のボンボリを飾らない桜並木。映画「うん・何?」にも、この角度で登場しますよ。

☆ きょうの中文講座は春にちなんだ漢詩をきっかけに、和歌の中訳を試みることになりました。枕詞は訳し難く、詩の調子にするのは難しかったのですが、皆さんそれぞれに苦心の作。面白かったです。
 元の歌は、Iさんが見つけた「古今集を代表する春の歌」ともいわれる紀友則の歌です。
 『ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく 花の散るらむ』 
 (春の日はのどかなのに、花はなぜせわしなく散るのだろうか)

これを皆さん次のように汉语で詠んでみました。
【Kさん】 春天这么悠闲宁静  樱花怎么也匆匆散落
【Yさん】 春天睛朗的天气  却为什么匆匆忙忙的要花落
【KTさん】 在温和的春光里  花谢票零为什么那样匆忙
【わたし】 春天和煦的一天  花落为何太匆匆
【老师】 春光和暖  大地安详  为何花落 行匆匆

そして【Iさん】はちょっと長めにキメられました。
暮春三月 山花烂漫 樱花也盛开 美丽纷纷 
一个和暖的春天。
虽然天气晴朗 没有春风 可是 樱花花瓣纷纷飘落。
怎么那么快凋谢了。 (它不了解人家的心情)

火曜日, 4月 01, 2008

丝绸之路(シルクロード)を西へ!

            ▲中国の西端まで旅を重ねた画家本人

       ▲喀什(ka shen )カシュガルの街で(2作品の一部)

           ▲見覚えのある西安とラサの名所も
好久不見了。ブログにも、この画家にも久しぶりです。
光阴似箭。もう4月。またいろいろ始まる季節。
 この画家は4年ぶりの個展をきょうから開いています。中国語教室の仲間でもあった彼とは、お互いに中文や中国への強い関心を共有する朋友ですが、彼の実行力には感心するばかり。
 単身、シルクロードの中国の西端まで旅した彼は言います。
 「ここ中東に続く西域には、まだ人々の素朴な営みがある。しかし、その街は凄まじい速さで現代都市に姿を変えている。“胡人”の光あふれる表情、心の彩りは普遍であって欲しい」と。私には共感できます。
 彼の初個展は裸婦ばかりで、いささかくたびれ?ましたが、今回は遥か新疆维吾尔自治区(しんきょうウイグル自治区)を中心とした民族と風土に溶け込もうとする彼の想いが感じられます。
ぜひ鑑賞ください。7日まで、松江市殿町のタウンプラザしまねです。