月曜日, 1月 23, 2012

魯迅の漢詩

かつて日中関係が不幸になった時代に、文学革命の闘士・魯迅(ろじん)と 親密な交流をした中国文学者に増田渉(ますだ・わたる)という人がいる。現松江市鹿島町出身の彼に、魯迅が送った直筆の詩が鹿島歴史民俗資料館で展示されている。
両国友好の代表例として示される詩でもある。

扶桑正是秋光好、/ fu sang zheng shi qiu guang hao
楓葉如丹照嫩寒。/ feng ye ru dan zhao nen han
却折垂楊送帰客、/ que she chui yang song gui ke
心随東棹憶華年。/ xin sui dong zhao yi hua nian

日本は、今まさに晩秋の最もよい時節で、真紅のもみじが しのびよる寒さの中に照り映えていることだろう。ところで今、帰国する君を送れば、私の心も東のかた日本へ就航する船を追って、若いころの日本留学時代を懐かしむ気持ちでいっぱいだ。(意訳は資料による)
     ◇     ◇
旧暦大晦日の昨日、来月から大陸で開業するという友人を壮行した。
難しい事情を抱えながら決断した意志の強さを感じ、心から成功を祈った。

2 件のコメント:

H.B さんのコメント...

希望我们的朋友能克服困难,事业上取得成功。

mitoya さんのコメント...

你好 H.B!我也同感!
我对他发附件,送给他照片。