火曜日, 2月 07, 2012

斐伊川和紙の縁

                            ▲創作品の一つ・巻紙

             ▲もう少しすれば、こんなのどかな情景に出会える和紙の里。

              土手の右に斐伊川。左手奥の集落に工房・ショップがある。

女性皇族として初めて博士号を取得された彬子(あきこ)女王殿下が、日本の美の心を再発見しようという連載「日本美のこころ」の探訪で、「神の国・出雲に継がれた和紙」として、親しみをもって執筆されている。月刊誌「和楽」2月号(1月発売)に紹介された「斐伊川和紙」である。


出雲大社の神事に関して宮中に繋がる儀式にも用いられた斐伊川和紙。かつて「くにびき国体」の際、祖父であられる三笠宮様が当地の会場にお越しになった記念に「斐伊川和紙」の「和帳」が献上されたという話を、後になって聞いたことがある。お孫さんである女王殿下が当時のことを知っておられるのかどうかは分からないが、何か「縁」というものを感じさせられる。

「出雲の文化は神々と共にあり、これからもこうして生き続けていくのだろう」と殿下は綴られる。

古里にあって、慎ましく、 粘り強く、伝統の「心」を伝える紙すき一家を誇りに思う。

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