火曜日, 10月 23, 2012

加納美術館~世界平和を求め続けた画家

安来市広瀬町布部の加納美術館を訪ねた。
日本有数の備前焼コレクションと、美術館創設者の父で画家であり、布部村長でもあった
加納莞蕾(かんらい)(1904~1977)を顕彰する美術館としても知られる。
莞蕾の娘・佳世子さんの案内で鑑賞した。
中でも強く印象に残ったのが『世界平和を求め続けた画家』という莞蕾の存在。従軍画家として中国にも渡り、終戦で帰国後、フィリピンに戦犯として収容されていた日本兵108名の釈放助命嘆願活動を続け、強い信念と誠意で遂に当時のキリノ大統領を動かすに至ったという事実だった。
領土問題が再び懸念される今日だけに、「このような平和への努力を無視した言動があってはならない」と、嘆願の原稿資料の展示ケースを前に佳世子さんは切々と語ってくださった。


本館を出て、大きな鯉が泳ぐ池を眺め、別館(莞蕾館)に向かう(左側の建物)。
「癒しの空間、くつろげる美術館」のキャッチフレーズ通り、山間の静かな佇まいは時間が経つのも忘れさせた。

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